店長のよもやま話

印刷業者選びのコツ

当店では、ステッカーの印刷方法や屋外耐候性能をきちんと表示の上、ネット販売を行っております。そのためか、様々な質問が寄せられています。その中で最も多いのが、製品の耐久性です。

・半年で色が薄くなってきてしまった!
・数ヶ月で剥がれてしまう!
・保護フィルムにヒビが入ってきた!

という話が多く、お宅は大丈夫か?という問い合わせです。
お客様には、その主な原因を説明すると納得されるわけです。

では、その原因を説明しましょう。

半年で印刷の色が薄くなってきた!(退色してしまう)
このような現象が現れるステッカーは「オフセット印刷」での製作です。オフセット印刷は、フルカラー製品を大量に生産できる印刷方法ですが、最大の難点は、インクに耐光性がないということです。特にイエローとマゼンダは紫外線に弱く、最短だと1ヶ月と保ちません。一応、耐光インクもありますが、耐光期間を100%明示しているメーカーはありません。「紫外線の影響を低減しているインク」という程度の表記にとどまっています。
フルカラー印刷を大量生産できるため、屋外用と謳い1,000枚〜1万枚でも数万円程度で製作する業者もあります。確かに屋外では使用できますが、長持ちはしません。

数ヶ月で剥がれてしまう!
明らかに海外製の激安メディアを使っています。海外製はすべてNGではありませんが、あまりに安い物になるとかなり粗悪な製品があります。その典型が粗悪な糊の使用と、メディア自体の収縮です。短期間で異常収縮を起こすうえに、糊も粗悪なため、すぐに剥落してしまいます。クルマに貼って、ある日気づいたら無くなっていた!では。お金を捨てるのと同じですね。

保護フィルムにヒビが入ってきた!
ステッカーの保護フィルムには、大別すると3種類あります。短期間でヒビ割れが生じるのは「PPフィルム」を使っている製品です。PPとはポリピロピレンの略称で、よく「PP貼り」という言葉を聞きますが、これは、雑誌など紙製品の表面に加工するフィルム工程を言います。屋外で使用するステッカーには絶対に使用してはならないフィルムですが、耐候性の高いPETフィルムに比較して非常に安く、UVカット機能があるPETフィルムに比較すると3分の1という超安価な製品です。そのためか、平気でPPフィルムを施工する業者がおり、WEBサイトで堂々と明記しているところもあります。

 

ネットで拾った画像ですが、PPフィルムはこうなります!

 

ステッカー製作業者の選定では、以下の表記があるか否かを注視する必要があります。

1.印刷種別を公開しているか?

2.屋外耐候性期間を明示しているか?

3.フィルムはUVカット機能があるか否か? さらにPPフィルムではないか?

表記がない場合は、必ず上記の内容を問い合わせてからオーダーするようにしましょう!

A社の見積:57,000円、S社の見積37,000円。なのでS社にて製作。→半年後に使用できない状態になり、A社に再依頼。→結局のところ94,000円のステッカーになってしまった!

こうなってしまっては、お金の無駄遣いです!